なぜ動物にはムシ歯がないのか!

[2013年11月29日]

こんにちはMM歯科クリニック院長の山脇です。

野生の動物にはムシ歯がほとんどありません、野生の動物にとって歯を失う事は、食べる事自体が困難になるため、生死に直結する事です。

ムシ歯がほとんどない大きな理由は食べ物にあります。

肉食動物が食べるものは肉、肉はタンパク質ですが、口の中で咀嚼され、口の中の細菌に分解されるとアルカリ性に傾きます。

なのでムシ歯は出来ません。

草食動物が食べるものは草です。

草の主成分の食物繊維やセルロースは消化がよくないので、沢山咀嚼して唾液と絡ませて飲み込みます。

牛などが、ずっともぐもぐしているのはこのためです。

沢山噛めば、その食物繊維は歯を磨く効果もあり、また唾液は口の中を中性に近づける働きがあるのでムシ歯になりにくいのです。

 

しかし、同じ動物でもペットや人間に近いところで生活している動物にはムシ歯があります。

当然、人間が食べているものを食べているからです。

人間も石器時代はムシ歯がほとんど無かったと言われています。

ムシ歯の原因となるのは糖です。

ムシ歯が増え始めたのは人間の生活が農耕中心の生活に変化し始めてからと言われています。

穀物の主栄養分は澱粉です。澱粉は多糖類でブドウ糖がつながって出来ています。

このブドウ糖が細菌が酸を出す餌となります。

また、火を使い始め煮炊きをしだした事により、柔らかい食べ物が増え、噛む回数が大幅に減ってしまいました。

それにより、酸を中和する唾液の量が減り、結果的にムシ歯になりやすくなってしまったのです。

現代食はさらに食べ物が柔らかくなり、追い打ちをかけるように糖分を多く含んだ食べ物が増えてきています。

 

歯磨きも当然大切ですが、それ以上に食べるもの、食べ方にも気をくばる事が重要です。

特に子供さんを育てている親御さんは、お子様に何を食べさせるか、どう食べさせるかは、その子の将来に絡む問題です。

是非意識していきたいものです。

また、すぐにでも始めれる事は、噛む回数を増やすことです。

少し昔によく言っていた、(牛乳でも噛んで飲みましょう)ってやつです。

お試しあれ