歯がボロボロで歯医者に行くのが恥ずかしいと思う方へ

[2025年08月05日]

【目次】

  • 歯がボロボロで恥ずかしいと思う方
  • 放置したままにするとどうなる?
  • 治療によるメリット
  • まとめ

歯がボロボロで恥ずかしいと思う方

歯科医院に来院する方の中には、虫歯や歯周病がかなり進行した状態にしたまましばらく放置してしまっている方がいます。放置してしまった理由はいくつかあると思いますが、中にはボロボロの歯を見られるのが恥ずかしいと思いなかなか足が遠のいてしまうという方がいます。受診することに対して不安な気持ちがある方も多いかと思いますが、早めの治療の必要性やメリットを確認しましょう。

歯の治療をしない理由

歯の治療を放置している方は何らかの理由があると思います。痛みがないから、受診すると何をされるか言われるか怖くて不安だから、最終的に入れ歯でもいいと思っているからなど様々理由が挙げられます。

痛みがないから放置する人は比較的多く、痛みが出てから受診する人の方が多いかもしれません。しかし、痛みがある時の治療は麻酔が効きにくく治療の痛みが伴いやすくなるため、お勧めできません。

また、最終的に入れ歯が良いと思っている方は、入れ歯が自分に合わない可能性があることを知っておいた方が良いかもしれません。入れ歯は歯を失った部位が多くなるほど、入れ歯の面積が広がるため違和感が大きくなります。入れ歯を作っても痛みがないが違和感が強くて使えないという方も中にはいるため、入れ歯を回避できる治療方法があればそうした方が良いです。

歯の治療をしない理由②

受診における不安から歯科医院に行くことが怖くて不安と思う方は、いくつかのチェック項目から自分に合った歯科医院を探した方が良いかもしれません。

治療前の時点では担当医師がしっかりと治療内容などの説明をしてくれるか、自分の困っていることを聞いているかを確認しましょう。また、治療中に不安な気持ちを抑えながら治療をしたいのであれば、笑気麻酔や静脈内鎮静法を用いた治療を行なってくれる歯科医院を探す方が良いでしょう。

ホームページなどで確認したりすることも大切ですが、実際に行ってみて話をしたり、話を聞いてもらったりしないと分からないことも多いと思います。ボロボロだからと治療を諦めるのではなく、自分に合った歯科医院探しをすることが大切です。

放置したままにするとどうなる?

歯の治療をせずに放置したままにするとどうなるかということを心配する方もいるかもしれません。治療を行うことは大切なこととは頭では分かっていても、なかなか受診する気持ちになれずに放置してしまう方もいるでしょう。歯の治療をせずに放置した場合にはどんなデメリットがあるかを確認しましょう。

放置したままにするとどうなる?①

放置したままの場合に最も想像しやすいことは、痛みや腫れなどの不快症状が出る可能性が高くなるということです。虫歯や歯周病は主に口腔内の細菌に由来する細菌感染症です。虫歯であれば歯がボロボロになり、歯周病であれば歯の周りの組織が破壊されて歯が揺れてきて最悪抜け落ちます。虫歯も歯周病も時として急性症状を伴うことがあり、どちらも痛みが強く出てしまいます。このような状態での治療は痛みを伴いやすく、麻酔も効きが悪くなる傾向があります。

放置したままにするとどうなる?②

虫歯を放置すると歯冠と呼ばれる歯の頭の部分が欠けたり、折れたりすることがあります。この状態をさらに放置すると、欠けた部位に向かって前後の歯や欠けた歯自体が動いて歯並びが変わる可能性があります。欠けた部位が大きいとその傾向が強くなります。

また、歯が欠けた状態のままでいると、虫歯の菌は歯の内部で増殖し、歯の根の部位まで虫歯が進行していきます。ここまでくると歯を残すことが難しくなり抜歯の選択になることが多くなります。

放置したままにするとどうなる?③

虫歯や歯周病は治療をしない限り、進行を止めることができません。それぞれ進行が強くなれば結果として抜歯を余儀なくされます。抜歯をした後は補綴治療という、抜いた場所を補う治療を行うことになります。

補う歯の本数が多くなれば、入れ歯になることが多くなります。治療をしなくてはいけない歯が多くなればなるほどに治療期間や回数、治療費が増えることは想像しやすいと思います。放置するデメリットはこのような点からもあります。

治療によるメリット

治療によるメリットは口の中だけにとどまらないかもしれません。虫歯や歯周病の治療により、見た目はもちろん噛み合わせなどは歯がボロボロだった時と比べて改善されるはずです。

また歯周病は全身疾患などとの関連が指摘されています。生活習慣病と関わりが強いメタボリックシンドロームや糖尿病、心臓、脳血管疾患など多岐にわたります。たかが口の中の治療と思わずに、しっかりと行うことが心身の健康につながります。

まとめ

歯がボロボロで歯医者に行くのが恥ずかしいと思う方に対して説明をしてきました。歯がボロボロの状態を治す場所が歯科医院です。歯科医師などは歯の治療を日課としており歯がボロボロの状態で来院しても、驚いて患者さんに失礼な振る舞いをすることはありません。

どのようにして治療をしたら良いか、どうしてこのような状態になったのかを考えることの方が頻度として高いと思います。ですから歯がボロボロだからと心配せずに受診して治療をしていくことが大切です。

治療において心配な点がある場合には、事前にホームページなどで治療や歯科医師について知っておきましょう。また、受診の際にはどのような医院なのか、どのような治療をしてもらえるのかを疑問点などを質問したり確認するようにしましょう。

大切なことは受診を継続して治療を完了させることです。長く付き合える歯科医院を見つけるようにしましょう。



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