お子さんの歯磨き指導のコツ3 歯磨きに関する役立つグッズやサービス

[2023年09月30日]

最近では、子供用の歯ブラシや、歯磨き粉の種類が豊富になりました。

歯ブラシ1つ取っても、ヘッドが大きいものや小さいもの、毛先がギザギザのものなど、沢山ありすぎて迷ってしまいますね。

お子さんにはどんな歯ブラシ、歯磨き粉を選んであげれば良いのか。

また、歯磨きに役立つアプリなどもご紹介していきます。

  

目次

1. 子供向けの歯磨き粉の選び方と注意点

2. 子供向けの歯ブラシの種類と選び方

3. 歯磨き指導に役立つアプリやWebサイトの紹介

4. まとめ

 

 

1.子供向けの歯磨き粉の選び方と注意点

最近の歯磨き粉は、
フッ素が配合されているものが多く販売されていますね。

 

子どもの歯は大人の歯に比べて薄く、
やわらかいという特徴があります。

 

また、生え始めの大人の歯の表面は、
まだ硬くなりきっていないために、
虫歯の酸による影響を受けやすいのです。

 

この時期に、
積極的にフッ素を取り入れていくのがおすすめです。

 

フッ素が配合された歯磨き粉は、
スーパーや薬局で気軽に買うことができます。

 

しかし、ここで気を付けなければいけないのが、
年齢別のフッ素の濃度と使用量です。

 

5歳までは、1000ppmF以下のフッ素濃度
の歯磨き粉を使用するようにしましょう。

 

使用量として、2歳までは1~2mm(米粒大)程度。

3~5歳は5mm(グリーンピース大)程度を使用します。

 

6歳以降は、1500ppmF程度のフッ素濃度が推奨されています。

 

使用量は1.5~2cm(歯ブラシ全体)程度が良いでしょう。

年齢に合ったフッ素濃度の歯磨き粉を選ぶようにしていきましょう。

 

歯磨き粉には、フッ素濃度の他にも

ペースト状、

ジェル状、

泡状(フォーム状) など、様々なタイプがあります。

 

一番種類が豊富なのがペースト状ですが、
うがいがまだ上手にできないお子さんには、
お口の中に残りにくいジェルタイプや、泡タイプがおすすめです。

 

また、子ども用の歯磨き粉は、刺激と泡立ちを抑えたものが多いのですが、
歯磨きの際の泡立ちが気になる方や、歯磨き粉の刺激で唾液が沢山出てしまう方には、
ジェルタイプがおすすめです。

 

泡タイプはお口の中で広がりやすく、
すみずみまで行き渡りやすいという利点もあります。

 

子どもの歯磨き粉には様々なフレーバーがありますので、
お子さんと一緒に選んでみるのも良いですね。

 

いくつか種類を揃えて、
その日の気分で使うのもおすすめです。

 

甘い味でも、お砂糖が入っているわけではないので安心なのですが・・・

 

甘いお菓子が好きなお子さんでも、「歯磨き粉が甘いのは嫌!」という子も多いのです。

親子で色々試してみるのも、良いですね。

 

また、最近では汚れ(歯垢)の染め出しが出来る歯磨き粉も発売されています。

例えば週末、お時間がある時などに、染め出しをしながら歯磨きをするのもおすすめですよ。

染め出しをすると、お子さんの力でどこまで汚れを落とせているかを確認できるだけではありません。

 

仕上げ磨きの際に、どこに注意して磨く必要があるか、
どうやって歯ブラシを当てればしっかり汚れを落とすことが出来るかも確認できるのです。

 

また、染め出しをした際には、

「ここ、全然磨けていないじゃない!」ではなく、

「ここはしっかり磨けているね。」と、自分磨きの良いところを見つけて褒めてあげてください。

 

叱ってばかりいると、「染め出ししよう!」と誘っても、

「(また怒られるから)イヤっ!」となってしまいますよ。

是非とも、活用してみてください!

 

このように、歯磨き粉には様々な種類やフッ素が配合されており、良い効果もあるのですが・・・。

歯磨きは、歯磨き粉の力で汚れを落とすものではありません。

 

あくまで歯ブラシの毛束部分で汚れを落としていますので、お子さんが歯磨き粉を嫌がる場合は、無理に使う必要はありません。

フッ素だけを使いたい場合は、仕上げ磨きのあとで、
ジェルタイプのものを歯ブラシに取り、ブラシで全体に塗布して1回軽くうがいをする、という方法もおすすめです。
 

 

2.子供向けの歯ブラシの種類と選び方

子どものお口は大人よりも小さいですね。

そして、成長によって、お口の大きさだけではなく、歯ブラシの動かし方も変化していきます。

歯ブラシを選ぶときは、お子さんの成長度合いに合ったものを選んでいく必要があります。

 

持ち手

持ち手:歯ブラシの持ち手の部分は、まっすぐなものを選びましょう。

歯ブラシをグーで握って持っている場合は、握りやすい太めのものを。

転倒した時のために持ち手が曲がるタイプや、短めのものもありますが・・・
自分磨きの際には、歩き回らないのが大原則!もちろん、大人もやらないよう気を付けましょう。

 

また、持ち手の長さは、持ち手をしっかり持った状態で、一番奥の歯まで届くものにしましょう。

短すぎると、奥歯に届いていない可能性もありますので要注意です。

 

ヘッド

ヘッド:歯ブラシの毛が生えてある部分は、小さめのものを選びましょう。

大きすぎると、狭いお口の中で動かしにくくなりますので、小回りのきく大きさのものを。

特に厚みが薄いものが、お口の中で動かしやすいので、おすすめです。

 

硬さ

硬さ:毛の硬さは、「ふつう」を選びましょう。硬すぎると歯肉を傷つけやすく、柔らかすぎると汚れが落としにくくなります。

すぐに毛先が広がってしまう場合は、力の入れすぎの可能性大!

やさしく磨くよう、声掛けをするようにしましょう。

 

・毛先:ブラシの毛先の形は、平らなものを選ぶようにしましょう。

咬む面や歯の根元、生え途中の永久歯の周囲など、様々な部分に対応することができます。

 

 

3.歯磨き指導に役立つアプリやWebサイトの紹介 

最近では、絵本を読むようにタブレットを見たりするお子さんも増えてきました。

歯みがきや、自分のお口の中に興味を持っていくきっかけとして、アプリやWebサイトを活用していくのも良いですね。

ここでは、歯磨きに関するものを中心に、おすすめのアプリ・Webサイトをご紹介します。

ぜひ、親子で見てみてください。

 

ポケモンスマイル https://www.pokemon-smile.jp/

お子さんの大好きなポケモンと一緒に歯磨きを!

歯磨きの時間を選択することや、決まった時間に通知が来る機能などもあるので、磨き忘れを防止すると共に、生活リズムを整えることができます。

画面に自分のお顔も映るので、鏡を見ながら磨く習慣付けにも繋がりますね。

 

HA!HA!HA!パーク https://clinica.lion.co.jp/hahahapark/

0~2歳、3~5歳、6~12歳と、年代別の歯磨きソングが便利です。

歯磨きクイズなどもあり、親子で挑戦してみるのも良いですね。

保護者の方向けの、仕上げ磨きのポイントや、歯磨きの裏技なども掲載されています。

   

歯磨きたんけん隊  https://www.kao.co.jp/clearclean/kids/

お口の中のふしぎにまつわる情報がいっぱい!

「歯みがきカレンダー」もダウンロードできるので、毎日の習慣付けに良いですね。 

 

 

4.まとめ

子どもの歯磨き粉は、年齢に合わせたフッ素配合のものがおすすめ。

歯磨き粉には、ペースト状、ジェル状、泡状などがあり、うがいが苦手、唾液は出やすい方はジェル状がおすすめ。

歯磨き粉はあくまで補助的に使用するもので、お子さんが嫌がる時などは使わなくても良い。

歯ブラシは持ち手がまっすぐで、握りやすいものを。奥までしっかり届く長さのものを選ぶ。

ヘッドは小さめで薄いものが良い。

毛の硬さは「ふつう」が良い。毛先の形は、平らなものを。

親子で歯磨きに関するアプリやWebサイトを見てみるのもおすすめ。

  

お子さんは1人1人違います。

ここでお話したことが、当てはまらないこともあるかと思います。

それでも、大丈夫です。

お子さんに合わせた歯磨き。

お子さんに合わせた虫歯予防をしていくことが一番良いのです。

お子さんのお口の中で、何か困ったこと、気になることがございましたら、ご相談ください。

 



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