小児矯正でよく聞かれる質問

[2021年07月06日]

こんにちはMM歯科クリニック院長の山脇です。 

当院で行なっている小児の矯正治療で、治療に入る前に治療説明を行なって、治療を始めるかどうかを考えてもらいますが、その際に保護者の方からよく聞かれる質問をまとめました。

Q,
下の歯が重なって生えていますが、このまま経過を見ていて治ることがありますか?


A,
イメージとしてこのような状態のことだと思いますが、このように重なって生えることを叢生といいます。このような場合は大概上の顎も発育が不全でアーチが狭いことが考えられ、このまま経過を見ていてよくなることはありません。この状態から拡大床で治療を開始できたら1年程度で前歯の叢生は改善します。

Q,
生えてきた永久歯の間に隙間があるのですが、治した方がいいですか?

A,
これもよく聞かれますが、上の前歯がハの字に生えて来るのはおかしなことではありません。歯科用語的には(ugly ducking stage)醜いアヒルの子の時期といいます。前歯の脇の側切歯が萌出していくのに伴って隙間は埋まっていきます。ただこの時も即切歯の放出スペースが足りないと重なり合って生える状態になります。

Q,
小児矯正を始める時期はいつ頃が適切ですか?

A,
これは文献によって意見が分かれるところはありますが、私個人の見解としましては、反対咬合は乳歯が揃った段階で、早ければ3歳からはじめられるとより良い結果になろうと考えています。叢生等は目安は6歳〜7歳の前歯の交換機が最適な時期だと考えています。

反対咬合はいつから治療するか?



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