歯の神経の役割

[2013年12月03日]

こんにちはMM歯科クリニック院長の山脇です。

歯にムシ歯が出来ると痛みを感じます。

これは、歯の中の歯髄(しずい)と呼ばれる部分に神経が通っているからです。

歯には神経の他に血管が通っており、歯に栄養を与えたり、酸素を運んだり、免疫などの防御反応を伝達するなど重要な役割があります。

通常は歯の神経は、エナメル質と象牙質におおわれており、問題になる事はありません。

ムシ歯が進行して歯髄に近くなると痛みを感じるわけです。

ムシ歯が神経にまで到達してしまうと、神経が感染を起こし神経を取る治療が必要になってしまいます。

 

歯の神経がなくなると、痛みは感じなくなります。

しかし、神経を取り除くということは、血管を含め歯髄全体を取り除く事を意味します。

そのため、神経を取り除いた歯は、血が通わなくなり、栄養などが届かず、やがて歯本来の抵抗力がなくなり、枯れた木の枝のようにもろく欠けやすくなってしまいます。

また、再びムシ歯になっても、それを伝えるセンサーを失っているため、ムシ歯の発見が遅れてしまいます。

 

よく患者様から、歯の神経なんてなければ、痛みも感じずにすむのにと言われます。

もし、すべての歯に神経が無かったら、歯の寿命は半分以下になってしまい、しっかりとした歯本来の役目は果たせないでしょう。

なればこそ、歯の神経を守る治療が大事なのです。

当然、痛みを取る為に神経を取らざるを得ない事もありますが、出来るだけ保存した方がよいのです。

そして、神経を取った歯こそ、他の歯よりも定期的なメンテナンスが必要不可欠であろうと思います。

 

一番大切な事は、ムシ歯が進行する前に予防や治療をする事なのは言うまでもありません。