歯の矯正中におすすめの食事はなに?

[2024年04月09日]

矯正治療中、特に気になるのが食事ではないでしょうか。

長い治療期間の間、欠かすことの出来ない毎日の食事を、出来るだけストレスなく楽しんでいけたら良いですね。

 

ここでは、特にワイヤー矯正治療中の食事について、2回に分けてお話ししていきます。

 

まずは、ワイヤー矯正中でも食べやすい、おすすめの食べ物や積極的に取り入れたい食べ物、また、逆に控えたほうが良い食べ物やリスクのある食べ物についてお話していきます。

おすすめの理由や、控えるべき理由を知ることによって、長い矯正生活を楽しんで乗り切っていきましょう。

 

 

目次

1. 矯正治療中におすすめの食べ物

           1-1. 軟らかいもの

           1-2. 咬まずに飲み込めるもの、舌ですり潰せるもの

           1-3. 細かく刻んだもの、ペースト状のもの

           1-4. ビタミン豊富なもの

2. 矯正治療中に控えたほうがよい食べ物

           2-1. 硬いもの・咬みごたえがあるもの

           2-2. 粘度の高い食材

           2-3. 繊維質の食材・細長い食材

           2-4. 刺激が強いもの

           2-5. 色のつきやすいもの

           2-6. 糖分の多いもの

3. まとめ

 

 

1.矯正治療中におすすめの食べ物

まずは、ワイヤー矯正治療中の歯や矯正装置に、負担がかかりにくい食べ物をみていきましょう。

 

1-1. 軟らかいもの

ワイヤーを交換した後1〜3日は、歯が動くことによる痛みを特に感じやすくなります。

また、それ以降も、まだ歯が骨にしっかりと支えられていないため、硬い食べ物を咬むことで、その刺激によって痛みを感じることがあります。

軟らかい食べ物は、歯に刺激を強く与えることなく食べることができるので、おすすめです。

 

具体的には

おかゆ・煮込みうどん(装置に挟まりにくい「太め」がおすすめ)・ぞうすい・豆腐料理・茶碗蒸し・ハンバーグ・魚の煮つけ・蒸し魚・野菜の煮物・ポテトサラダ・焼売・フレンチトースト・バナナ・プリン・マンゴー・すいか・ヨーグルト・ゼリー など

 

1-2. 咬まずに飲み込めるもの、舌ですり潰せるもの

咬んだ時の刺激が気になる時期は、咬まずに食べることができるもので、様子をみるのも良いでしょう。

装置の調整を行った直後よりも、翌日のほうが痛みを感じやすい方が多いようです。

歯が移動してくると数日で痛みも和らいできますので、その間は無理せず過ごせると良いですね。

 

具体的には

スープ・ポタージュ・おかゆ・ヨーグルト・野菜ジュース・ゼリー・プリン・スムージー・豆腐・ゼリー状飲料 など

 

痛みが非常に強い場合や、痛みがずっと続くようなら、先生に相談しましょう。

 

1-3. 細かく刻んだもの、ペースト状のもの

多少硬い食べ物や繊維質の野菜なども、細かく刻むことによって、歯や矯正装置に負担をかけずに食べることができます。

みじん切りや、すりおろし、ペースト状にするのがおすすめです。

ミキサーやみじん切りチョッパーなどを使用すると、より手軽に調理することができます。

 

1-4. ビタミン豊富なもの

矯正中は、装置がお口の中の粘膜に当たることで、口内炎が出来てしまうことがよくあります。

口内炎の改善には、ビタミンB2、B6を摂取するようにしましょう。

 

ビタミンB2を多く含む食材として

牛、豚、鶏のレバー・さば・さんま・うなぎ・穴子・牛乳・卵・チーズ・納豆・ほうれん草・干しシイタケ・舞茸・モロヘイヤ・はちみつ など

ビタミンB6を多く含む食材として

鶏肉・鮭・マグロ・カツオ・さんま・サバ・アボカド・じゃがいも・さつまいも・にんにく・バナナ など

 

2. 矯正治療中に控えたほうが良い食べ物

歯に過度の刺激を与えるもの、矯正器具を破損する可能性があるものなど、ワイヤー矯正治療中は控えたほうが良い食べ物をみていきましょう。

 

 

2-1. 硬いもの・咬みごたえがあるもの

初めて矯正装置を装着した際は、痛みというよりも、慣れない装置の異物感に咬みにくさを感じるでしょう。

装置に慣れたあとは、硬い食材が装置にぶつかることや、硬いものを咬むことによって、装置の一部が変形・破損してしまう可能性があります。

 

また、移動中の歯は、咬む力が加わると痛みを感じやすくなります。

そのため、歯に出来るだけ負荷をかけないようにすることも大切です。

ワイヤー交換後2〜3日はどうしても痛みを感じやすいので、御自身でも気を遣うことが多いかと思います。

痛みが落ち着いたあとも、あまりに硬い食べ物を咬んだりすると、その刺激で痛みを誘発することもあります。

矯正治療中は、硬い食べ物は控えるようにしましょう。

 

具体的には、

咬みごたえのある肉類、骨付き肉・根菜類・りんごなどの硬い果物・ハード系のパン・おせんべい・するめ・ナッツ類・氷 など

 

ただし、どうしても食べたい場合は、その形状や調理方法を工夫することで、好きな食材を食べることも可能です。

 

2-2. 粘度の高い食材

ねばりのある食材は、しっかり咬む必要があるという点以外にも、矯正装置に付着しやすく、取れにくいということが難点になります。

なんとか取ろうとして、矯正装置の破損や変形を起こしてしまうことも少なくありません。

もちろん、装置にはさまったまま放置してしまうと、むし歯になってしまいますね。

粘度の高い食材は、矯正治療中は控えるようにしましょう。

 

具体的には

ガム・キャラメル・グミ・おもち・キャンディ など

 

また、ねばねばしてはいませんが、ナッツ類・ゴマ・ポップコーンなども、装置に引っ掛かりやすく、取れにくい食材となりますので、注意しましょう。

 

2-3. 繊維質の食材・細長い食材

繊維質の食材や、細長い食材も矯正器具のすき間に入りやすくなります。

特に、繊維質のものは装置に引っ掛かって絡まりやすく、装置の変形・破損を引き起こしやすいといえます。

どうしても食べたい場合は、繊維を断ち切るように細かくして食べるようにしましょう。

 

具体的には

そば、ラーメン、春雨などの麺類・ほうれんそう、えのき、ねぎ、にら、セロリ、トウモロコシ、アスパラなど繊維質の野菜 など

 

2-4. 刺激が強いもの

矯正中は、矯正装置が口腔内の粘膜に当たることなどで、口内炎が出来やすくなります。

また、抜歯を行うこともありますね。

そのような時期には、お口の中の粘膜に刺激を与えるような食材は、控えるようにしましょう。

 

具体的には

唐辛子・キムチ・レモン・お酢 など

 

お口の中に傷などがない場合は、特に制限はありませんので、ご安心ください。

 

2-5. 色のつきやすいもの

矯正装置の中でも、ワイヤーを固定するためのゴムは、食品から色がつきやすいので注意しましょう。

着色しやすい食品を食べたり飲んだりした場合は、最後に水で口をゆすぐことと、早めに歯磨きをすることを心掛けましょう。

また、月1回のワイヤー調整の際にはゴムを交換しますので、その直前に着色しやすいものを心おきなく食べる、という方法もありますね。

 

具体的には

カレー・キムチ・コーヒー・赤ワイン・お茶 など

 

矯正装置に色がついても、装置自体が劣化するわけではありません。

着色がそれほど気にならない場合は、食べても大丈夫です。

 

2-6. 糖分の多いもの

矯正治療中は、どうしてもむし歯のリスクが高くなります。

チョコレートやクッキー、アイスクリームなどの甘いものを食べた際は、しっかりと歯磨きをするよう心掛けましょう。

そうはいっても、外出先などではすぐに歯磨きできない状況も多いかと思います。

そんな時は、最後に水で軽く口をすすぐ習慣をつけましょう。

また、常に持ち歩く飲み物は、水もしくは無糖の飲み物(着色を防ぐ意味では出来るだけ色の薄いもの)をおすすめします。

 

 

3.まとめ

矯正治療中の食事で気をつけたいこと

移動中の歯への負担をかけないようにする

歯が痛い時でも、食べられるものを準備しておく

矯正装置の変形・破損を予防する

口内炎や抜歯後の傷に刺激を与えず、治癒を促すビタミンを取り入れる

食後は歯磨きをする

 

そのためには、

おすすめの食べ物として

軟らかいもの・そのまま飲み込めるもの・細かく刻んだもの・ビタミン豊富なもの

避けたほうが良い食べ物として

硬いもの・粘度の高いもの・繊維質のもの・細長い食材・刺激が強いもの

・色のつきやすいもの・糖分の多いもの

 

などがある。

 

 

矯正治療中の食事の制限については、理由があります。

言い方を変えると、その理由が当てはまらない時期であれば、制限しなくても良いものも出てきますね。

例えば、お口の中に傷がなければ、辛い料理などの刺激物を食べても問題ありません。

着色が気にならない、もしくはワイヤー交換直前であれば、色のつきやすい食事も安心して食べることができます。

 

しかし、装置の変形・破損を引き起こす食材は、取り外すことの出来ない矯正装置がお口の中に入っている間は控えたほうが良いでしょう。

 

このように、御自身の矯正治療の進行具合やその時期によって、出来るだけストレスなく、食事を楽しんでいくことができると良いですね。

 

次回は、自宅・外食・間食などのシチュエーションごとの食事のコツについて、お話ししていきましょう。

 



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